近所に泥棒未遂!


上の階に泥棒が入ろうとした。カギが丈夫で壊れなかったので、退散したらしい。週日の昼間、留守になる勤め人の家だ。ひょっとしたら、我が家が留守かどうか、泥棒に様子を窺われていたかもしれない、と思うと恐ろしい。

第一のドアにはコード、第二のドアにはインタフォンと、2重のセキュリティがあるというのに、どうやって入ったのだろう。誰かが親切に、ドアを押さえてあげたのだろうか。

我が家のドアは外から見ると木だが、内側は金属を貼ってある。物騒な昨今、木だけなら、糸鋸かなにかでくりぬいて簡単に侵入されてしまうので、ほとんどの家はこの方式だ。カギは、横と上下の3点にカンヌキがかかるもので、これも保険加入の最低条件だ。

しかし、ダブル扉の中央のカギ隠し(って言うのかしら)が木製だったことがずっと気になっていた。ここを壊せば、金属棒かなにかを突っ込んでカギを壊すこともできる。

そこで、思いたったが吉日、カギ屋さんに補強工事をしてもらった。
カギは横5カ所と上下の7点に、真ん中のカギ隠しはもちろん金属製に、ドアの蝶番の部分も金属で蓋をし、外から壊せないようにした。外から蝶番を壊してドアをあける泥棒もいるという。

もうひとつ気に入ったのは、 合鍵を作るとき、カードに記載された番号が必要なこと。旅行中、ホテルの部屋に自宅のカギを置いておくとき(スーツケースの中に入れているが)、いつも不安があった。こっそりカギをコピーし(ホテルだから当然、住所もわかる)、仲間に送って泥棒に入らせる、ということが起きないとも限らない。

色もまだらなこのドアを見たら、泥棒の意気もそがれるに違いない。集合住宅の美観上、いずれはペンキを塗らなければならないが・・・

昔は、欧米の完全武装したドアを見てびっくりしたものだが、今では、日本に帰るたび、カギの簡単さに不安を覚える。