2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

久しぶりのよいニュース、アレバに有罪判決!

南仏ニームの控訴審で9月30日、アレバ社とその子会社ソカトリ社による水汚染および事故発表の遅れに対して、有罪が言い渡された。罰金30万ユーロ、原告団体に賠償金23万ユーロ(加えて16万ユーロの利子)、原告個人に7万ユーロが支払われる。巨大産業アレバ…

「風評被害」の被害者は?

最近の日本のメディアの、ことば遣いがおかしい。 至るところで見る、風評被害、ということば。風評を辞書で調べると「世間であれこれ取りざたすること。また、その内容。うわさ」とある。「野生キノコ:秋の味覚に風評被害も…福島でセシウム検出」(毎日新…

マルクール事故、やっぱりあった放射能漏れ

昨日、CRIIRADによる「放射能漏れはない」という発表を書いたあと、地元の脱原発グループCAN84の「14:00-17:40の間に、通常の3-6倍に線量が急上昇した地点がある」という報告を読んだので、CRIIRADに問い合わせた。今日、CRIIRADサイトを見ると、「多くの人…

マルクール核施設事故の続報

コデロにあるマルクール核施設ソコデル工場の爆発事故のあと、「放射能に関する調査および情報提供の独立委員会」CRIIRADは6カ所の監視ポイントのいずれでも線量の上昇はない、と発表したが、念のため、工場から20kmのアヴィニョン監視ポイントの大気フィ…

南仏の核施設事故

南仏の核施設爆発事故については、日本はじめ世界のメディアがおおきくとりあげた。http://www.asahi.com/international/update/0912/TKY201109120382.html しかし、施設を抱える仏電力公社EDFや仏原子力安全機構ASNが「放射能漏れはない」と口をそろえて言…

アレバの放射性廃棄物シベリア投棄

パリ近郊バニョレのエコロジーグループのブログに、アレバ社の核廃棄物シベリア投棄について詳しい解説が載っている。隠れてやっているのではなく、正々堂々と核廃棄物をシベリア送りしているのは本当だった。以下、その抄訳。 http://www.bagnoletenvert.co…

ヘレン・カルディコットとアーニー・ガンダーセン

しばらく旅行していた。 日本で万一のことが起きたら、という不安があったから、携帯電話のつながるところに出かけていた。ヨーロッパの最貧国だが、携帯はつながった。旅行中も頭をよぎるのはフクシマのことだった。東京や横浜から来た旅行者とでくわしたの…