2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「おとなしい国民性が政府に悪用されている」

前に何度か書いたCRIIRADの創立者の一人、欧州エコロジー緑の党のミシェル・リヴァシ欧州議会議員は20日、福島からの帰国記者会見を開いた。 「現地は怖いほどひどい状況だ、私はほんとうに憤慨している。悪夢は始まったばかりだ」 「人々は、放射能汚染など…

フェッセンアイム原発に人間の鎖

フランス原子力安全局ASNは6月末か7月頭に、アルザスのフェッセンアイム原発に対して、さらに10年間の運転継続を許可する準備をしているもようだ。フィガロ紙は23日、すでに延長は決まっている、と報じた。 フェッセンアイム原発は、運転34年。現在稼働中の…

アレバ社の技術アドバイザーの夢物語

福島原発の汚染水処理システムが5時間でだめになった。だめになったのはアメリカ、クリオン社製のほうらしいが、アレバによると、この水のタイプに合わないフィルターだった。ブリタという飲料水フィルターだって、その国の水質に合わせたフィルターを作っ…

原発擁護のベッソン経産大臣、TVで醜態

テレビM6で 6月19日、エリック・ベッソン産業エネルギー大臣(日本の経済産業省にあたる)が原発に関するインタビューの途中で、マイクを外して立ち去るという出来事があった。 インタビュアーのギ・ラガッシュは、 「原発がないと電気代があがる」という大…

アフリカも汚染、アレバ社

ニーム控訴裁判所におけるアレバ社放射能汚染裁判(17日)の結果はまだ報道されていない。有罪になれば大ニュースだから、 おそらく一審と同様、無罪放免だった可能性が高い。ラアーグで当たり前のこととして行われている放射性物質海洋投棄はじめ、まあ、あ…

アレバ社の放射能汚染裁判

アレバ社のトップ、ロヴェルジョン女史の退任は、アレバ社による汚染水事故裁判の前日に発表された。 「経済性と安全性の向上を計った」欧州加圧水型炉EPRを開発したものの、期待したアブダビ契約は成約せず、第1号のフィンランド、オルキルオトー原発では…

11日、パリでも脱原発デモ

6月11日、日本での脱原発アクションに呼応して、フランスでも全国55カ所でデモ、集会などさまざまな催しがあった。パリのデモは参加者数千人。原発の牙城フランスでも、脱原発へと意識が変わりつつあるように思われる。これだけの大惨事、地球規模での汚…

アーニー・ガンダーソンの最新の分析

<ひどい余震が来て、4号機が崩壊することがあれば、すぐ東京を離れろ。今までのどんな科学的知識も及ばないところに来てしまっている。核燃料が地面に落ちて、熱くなっているなんて、だれも分析したことがない未知の事態だ。>(6月3日ガンダーソン談)福…

エジプトのDSK

5月30日、またまたNYの高級ホテルで、客室メードに対してわいせつ罪を犯したとして、エジプト人の銀行家が逮捕された。アレキサンドリア銀行元頭取、エジプト銀行連合元会長で、今は中東の主要な製塩会社の社長を務めるアブデルサラム・オマールだ。中東の銀…

オバマ夫妻とDSK

NYで逮捕された元IMFトップのDSKことドミニク・ストロスカーンは今、NY、トライベッカ地区のアパートで在宅逮捕状態だ。家中に映画室、ジム、ジャクジがある632平方メートルの高級アパートとはいえ、足には電子監視装置が巻き付けられ、アパート出入口と屋上…