2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

日本まで電話かけ放題

最近、家族や友達だけでなく、ちょっとした問い合わせでも、日本に電話をする。 パリはじめ、日欧米の固定電話への通話が無料、という電話に変えたからだ。テレビ(100チャンネルくらいある)、ネットWiFi、電話の3点セットで、月の契約料は約5000円。OECD…

誕生日前鬱病

誕生日前鬱病にかかっている。誕生日が過ぎると、つきものが落ちたように治るのだが、それまでがいけない。同年代の独り者の女友達に、誕生日をどう過ごすか聞いてみた。 「人に会わず、ずっと布団のなかにいた(もちろん一人だわよね!)」 「おとといだっ…

オペラ「更級日記」、「班女」

新しい趣向といえば、今年、日仏交流150年を記念して、さまざまな催しが予定されているなかに、日本関係の新しいオペラがある。 3月、リヨン歌劇場で、オペラ「更級日記」。舞踏集団、山海塾を主宰する天児牛大(アマガツウシオ)氏の演出、音楽はハンガリー…

ヒンデミットのオペラ、カルディヤック

オペラ・バスティーユに、ドイツの20世紀作曲家ヒンデミットのオペラを見に行った。 自分の作った宝飾品を愛するあまり、注文主を殺しては作品を取り戻す狂気の宝石細工師の物語だ。幻想小説家ホフマンの、17世紀を舞台にした作品を作曲家と同時代のパリに置…

植田正治写真展

サンポールにあるヨーロッパ写真館に植田正治(1913-2000)の写真展を見に行った。 鳥取の境港出身で、砂丘や海といった原風景に最後までこだわり、そこに住みつづけた写真家だ。 フランスでは80年代に植田正治の評価が高まり、96年には氏にフランス芸術文化…

サルコジ氏の再婚

またまたサルコジだ。 ついに結婚、というニュースが昨日メディアを賑わした。みんなが知っていそうなことはここでは省く。 世論や新聞に寄せられたコメントを読むと(おもしろいのは、左派、右派ともに似た反応だ)、お祝いムードというより、「やれやれ、…

「No Country for Old Men (「ノーカントリー」)

メキシコ国境に近いテキサスで、麻薬密売がらみの殺し合いに遭遇し、大金を持ち去った男と彼を追う殺し屋の、追いつ追われつのサスペンス。 200万ドルだかいくらだか忘れたが、大金を巡って何人が殺されたことか。コーマック・マッカーシーの原作「血と暴力…

「Lust, Caution(色、戒)」

アイリーン・チャンの原作で、「ブロークバック・マウンテン」のアン・リーが監督。 日中混血の女スパイ、テン・ピンルーの実話を(少しだけ)下敷きにしている、と言われる。 「ブロークバック・マウンテン」は、ホモのカウボーイの物語、というので食指が…

「両親が休暇に出かけた年」

1970年ブラジルのサッカー熱狂時代、反体制派の両親が「休暇に出かける」とウソを言って地下に潜ったとき、祖父のアパート前に置き去りにされた少年が、隣人の独居老人や近所のユダヤ社会の人々に面倒を見てもらいながら親の帰りを待つ、という物語だ。「ワ…

寒いときには映画館

寒いので、映画をよく見る。 最近見た映画は、ブラジル映画「L’Annee ou mes parents sont partis en vacances 両親が休暇に出かけた年(直訳)」「Lust, Caution(色、戒)」「No Country for Old Men (日本では「ノーカントリー」!?)。