エジプトのDSK

5月30日、またまたNYの高級ホテルで、客室メードに対してわいせつ罪を犯したとして、エジプト人の銀行家が逮捕された。アレキサンドリア銀行元頭取、エジプト銀行連合元会長で、今は中東の主要な製塩会社の社長を務めるアブデルサラム・オマールだ。中東の銀行、財界の重要人物といえよう。2週間前に逮捕されたIMFトップのフランス人DSKの事件を思い出すが、NYの弁護士のブログによると、DSKはオラルセックスを強要したので、罪は重くて最大25年の刑、エジプト人のほうは、胸を触っただけなので、最大7年の刑、という違いがあるという。
http://www.nydailynews.com/news/ny_crime/2011/05/30/2011-05-30_egyptian_businessman_mahmoud_abdelsalam_omar_busted_in_sex_assault_of_hotel_maid.html

http://www.newyorkcriminallawyerblog.com/2011/05/mahmoud_abdelsalam_omar_domini.html

もしこの2人のしたことが本当なら、
1)地位も名声もお金もあるが、それを棒に振ってもいい、というほど、抑制できないリビドーをもっていた。
2)地位も名声もお金もあるから、地位の低い女はどうしたってかまわない、という傲慢さがあった。
のいずれかしか考えられない。1)なら、病院、2)ならしっかり刑務所に入ってもらいたい。

しかし何か腑に落ちない。DSK事件の顛末を知っていたはずのアブデルサラム・オマールが、同じようなバカなことをしでかすだろうか。中東の銀行家とIMFトップは、おそらく知り合いだっただろう。同じ時期、ふたりはNYにいて、NYの銀行界で何らかの仕事、相談をしていたことから、今回の陰謀逮捕となった可能性はないだろうか。

真相はいつも薮のなか。