バチカン、イケメン・カレンダー


友人が、2008年のバチカン・カレンダーをくれた。称して、バチカン・イケメン・カレンダー。
こんなカレンダーがあるとは、3年ほどまえ、ベニスの売店に吊るしてあるのを見るまで知らなかった。

その話をしたとき、「何で買って来なかったの」といった友人が、このたび、わざわざローマまでこのカレンダーの買い出しに行ったのだ。バチカン市まで行って、売店で聞いたら、けげんな顔をされ、「法王様のカレンダーならありますが」と言われたという。
私がうっかり「バチカンも商魂たくましいわね」と言ったことから、友人は、バチカンが美男子聖職者を集めてカレンダーを作り、販売していると思い込んだらしい。
ごめんなさい・・・

バチカン市内ではとうとうみつからず(そりゃそうだろう)、ローマ市内の小さなキオスクでやっと見つけた、というこのカレンダー。バチカンの名前はどこにもなく、表紙は「ローマ・カレンダー2008」。カレンダー部分はほんのわずかで、黒地だから、書き込みも出来ない。要は、カレンダーというよりブロマイドなのだ。
しかしバチカンの解説ページと歴代法王リストが入っていて、バチカンとの関わりを強く匂わせる。12ヶ月プラス表紙、計13人のイケメン率はほぼ50%だから、バチカンの僧服を着たモデル、というわけではなさそうだ。

来年1年間、バチカンのイケメンに見守られ、安泰に過ごせますように。