ブルガリアの結婚式

今日これから、ブルガリアに行く。

NYの友人の息子が、ブルガリアの小さな村でブルガリアの女の子と結婚式を挙げるのだ。名前も覚えられないブルガリアの小さな村の結婚式・・・なんだかわくわくする。裏庭でロバを飼っている、というから、すごい田舎だ。
寒いだろうが、国際野次馬の私は、友人のお供をすることにした。言葉が通じない人たちのなかで、ひとりでも話し相手がいたほうがいいだろう。

彼女の息子は、親が世界中を飛び回っているのに、小さな町の小さな生活が大好き。親とは正反対だ。
60-70年代の有名ヒッピーに山尾三省という人がいたが、インド育ちのその子供はずっと「銀行員になりたい」と言っていたそうである。ヒッピー・コミューン育ちなら、なんとなくわかるような気もする。

子供には、「ぜったい親のようにはなりたくない」と「親みたいになりたい」の2種類あるのではないか。友人の息子の場合、ぜったいああはなりたくない、という気持ちはないだろうが、親の価値観とは異なる道を選んだ。我が家もそれに近く、日本でなく世界を舞台に生きてほしいと思って、海外で教育を受けさせたのに、さっさと日本に帰り、化粧と洋服を生き甲斐とする暮らしをしている。

「親みたいになりたい」子供のなかには、がんばっても親みたいにはなれない、だからひねくれて反対を行く、というケースもあるだろう。これは親が偉大な場合に多いので、親は偉大でないほうが、子供のためにはよい。

ーーなどとくだらないことをつらつら書いているのは、徹夜して、朝早い飛行機に乗るためだ。早起きをしなければならない夜は、不安で眠られないから、夜中に荷造りして朝まで起きている。

あ、もうそろそろ着替える時間だわ。