マカロンの日


朝10時ごろ、お菓子屋のピエール・エルメの前に長い行列ができているのを見た。新商品でもでるのかしら、と思いながら、授業のあと(ある大学の授業を聴講させてもらっている)同じ道を通ったら、まだ行列が続いていた。
気になったので、並んでいる人に聞いてみたら、今日は「マカロンの日」で、マカロンが3つまでタダでもらえるという。

私の前にパリのガイドブックを持った日本人旅行者が並んでいた。飛行機に積まれていた男性雑誌でこのお得な情報を読んだという。すごいなあ、日本の雑誌情報は。

20分くらい並んで、店内に入った。好きなマカロンを4つ選び、超過分を払おうと思ったら、後ろの募金箱に気持ちだけ入れてくれ、という。小銭が3ユーロあったので、それを入れた。
白トリュフ、黒トリュフ、オリーヴ、抹茶・マロンが私のお気に入り。普通に買うと、10ユーロはする(日本でも買えるらしいが、高いに違いない)。
近所のグランゼコールの学生が大挙してやってきた。高くて日頃は食べられないのだろうな、ピエール・エルメさん、なかなか楽しいことをやってくれますね。

(あとでわかったことだが、募金は「孤児院の病気」のための機関に向けられたもの。「孤児院の病気」とは、フランスに存在する難病、奇病、研究が打ち捨てられている病気など8000を指している。そうだったのか、トクしちゃった、などと喜んで食べちゃったが・・・)