映画カフェ


友人が、映画カフェに連れて行ってくれた。オーナーは女優のカトリーヌ・ドヌーヴ
壁にはさまざまな映画人のモノクロ写真がかかっていて、広い空間には、ゆったりしたソファや小テーブルが並んでいる。どれも異なるデザインなので、空間に仕切りがなくても、家具が見えない仕切りを作っている。2段の本棚には、映画関係の本が並んでいて、ここで読むことができる。
カフェというより、友達の家の居間、といった雰囲気だ。

私たちはソファに座って昼ご飯を食べた。私は、4種類のサラダの盛り合わせ(「今日のサラダ」はいつも4種類)、友人はサラダ2種類つきのスモークサーモン。大きなお皿に、グリーンサラダ、レンズ豆サラダ、ペンネとペストのサラダ、ツナのサラダがこんもり盛られ、味もなかなかだ。
パリでも、昼はサラダだけ、という人が増えている。ちなみにこのカフェ、夜は開いていない。

隅の肘掛け椅子では、ひとりで本を読んでいる人もいた。
大きなサラダ盛り合わせを食べたくなったら、一人ででも食べに来よう。一人でも、気後れしないで入れ、ゆっくりできそう。そんなカフェは珍しい。