フランス、核実験の被害者に補償

今日のニュースによると、フランス政府はやっと、サハラと南太平洋での核実験の被害者の補償に取り組むことになった。先日、映画「Gerboise Bleue (ジェルボアーズ・ブルー)」について書いたばかりだが、こうした映画の上映やそれによって生まれた世論もいくばくかの影響力をもったに違いないと思う。
それにしても、半世紀を要したとは・・・。

http://www.asahi.com/international/update/0324/TKY200903240417.html



さてさて、先日の100万人デモの後日談。
フランス中で300万人が抗議行動に参加したという。休みを取った人が多かったのか、市内は予想された交通渋滞もなく、比較的静かだった。デモ慣れしている、ということか。
そして、このデモで一番、利を得たのが、サルコジだった、という話。
なぜなら、こうして大規模な抗議行動が組織されたことで、車を燃やしたり警官に投石したりする郊外の若者のエネルギーが、組織化された抗議行動に吸い取られたからだ。なるほど、なるほど。
実際、メディアが騒ぐほど、電車もバスも止まらなかった。サルコジの、メディアを利用する手腕にうまくしてやられたのかしら。