光のインスタレーション

夜7時からほぼ夜通しで開催されるアートイベント、ニュイ・ブランシュ(眠れぬ夜)。もう夜更かしはあまりできないので、家から歩けるところを少しだけ見て回る。




写真は、ノートルダム大聖堂の中、「クリスタル」というタイトルの光のインスタレーション(スイス人のアーティスト、シルヴィ・フルリー)。中央で中世音楽のコンサートが開催されているなか、聖人が祀られている側廊のひとつひとつが、様々な色で彩られていた。無彩色のゴシックにネオンカラーがよく似合う。

シテとサンルイ島を繋ぐ橋にも、巨大な光とビデオのインスタレーションがあった。その上に満月が輝いていた。
一般の人にとっては、馴染みが薄いビデオ作品や光のインスタレーションに触れるいい機会、アーティストにとっては格好の発表の場だ。このイベントが始まった2002年といえば、ビデオや光がコンテンポラリー・アートの主流になり始めた時期である。