フランスでも働き盛りが自殺


最近は自転車ばかりで、パリ市内ではほとんどメトロに乗らないが、郊外電車では、人身事故で電車が遅れたり止まったりすることがよくある。これは東京の中央線と同様、飛び込み自殺によるものらしい。経済危機後、フランスでも自殺者が増えているという。

データを調べてみた。
フランスはもともと、西ヨーロッパではフィンランドに次いで自殺者が多く、年間で自殺未遂は約16万件、自殺者は1万人以上。4分の3が男性で、特に都市部で多い。この20年で自殺者の数は25%も減少したが(2008-2009年のデータはまだない)、45-54歳の働き盛りの男性では、2000年以降、自殺率は増えている。
自殺が25-34歳の男性の死因1位である、というのは日本と同じ現象だ。
20-60歳の就業年齢でみると、フランスの自殺率は10万人あたり19.6人(2007年)となっている。